■MODEL : SUMIKA ONO ■Photographer : ATSUSHI OGAI
時間の流れが遅く感じるときがある。
同じ空間にあるはずの世界が違う世界へスリップしたように…。
この「島」はそういう錯覚を強く感じさせる場所。
どこか懐かしいけれど、異世界のようにも感じる。
自分の「ルーツ」を思い出すには、絶好の場所だ。
彼女の瞳には何が写るのか……。
まだまだこれから希望にあふれる人生を歩む彼女に
この場所で流れる時間はあまりにも「退屈」なのではないだろうか。
けれど、なぜか彼女にとってこの空間はとてもお似合いだ。
そういう時間も必要なのだろう。自分探しをしていく上で、
立ち戻れる場所があるということは幸せなのだ。