■MODEL : MIKU SAKAKIBARA ■Photographer : ATSUSHI OGAI ■CAMERA : Sony A99, RX1, Leica TL2
2023年、世界は変わり果てた。
地球の裏側では、様々な悲劇が繰り返され、
そして身近な生活でも変わらない大きな流れに
どことなく頼りないリーダーたちにいらだちを覚える。
それでも回るのだ、日常は。
僕らのセカイはあがないたくても回り続ける。
そして時間を獲得しては、失っていくという
忙しない「ロンド」でいっぱいだ。
だからこそ空気のような大切な人や大切な夢を
どこか当たり前のように過ごしてはいないか。
愛すべき人が隣で笑う。
愛しい人の何気ない瞬間は、
まるで宝石箱をひっくり返したような
無数の輝きなのではないか。
キミとの時間は、どこか切ないけれど、
その存在が世界一「特別」であることを僕は知っている。
ファインダーの中で笑うキミは、美しい。